2013年8月27日火曜日

サイクリングブームも「自転車レーン」わずか…改善急務

サイクリングブームも「自転車レーン」わずか…改善急務

産経新聞 8月27日(火)15時22分配信
 サイクリングブームで急速に自転車愛好家が増えた一方、国内の自転車道の整備は自転車先進国の欧米諸国に比べて遅れているのが現状だ。自転車台数の増加に伴い、歩行者と自転車の事故は10年間で約千件増加。国土交通省などは「交通安全上、道路の整備は急務」として自転車環境の改善に取り組んでいる。

 国交省の有識者会議によると、平成20年現在の国内の自転車保有台数は約6900万台と昭和40年(約2千万台)から大幅に増加。警察庁によると、平成23年の自転車と歩行者の交通事故は約2800件と13年(約1800件)からの10年間で1・5倍以上に増加しており、マナー向上とともに自転車環境の整備が急がれている。

 しかし、自転車のみが通行できる専用通行帯などの「自転車レーン」は約3千キロ(22年現在)と、国内道路約120万キロ(同)に対し0・25%にとどまる。国交省と警察庁は、20年に全国98カ所を自転車通行環境整備モデル地区に指定。オランダやドイツの都市を参考に、自転車レーンの設置や交通安全事業の支援などを推進している。

 大阪市でも今年9月初めまでに、中央区の本町通で御堂筋から堺筋までの約500メートルの車道両端(約1メートル)を自転車レーンとする初の試みに向けて取り組んでいる。堺市でも、24年12月から泉北高速鉄道深井駅から府立東百舌鳥高校までの約1・6キロの車道に自転車レーンを整備しており、今年10月までに完成する予定だ。