2013年12月31日火曜日

堺市ヒストリックカーコレクション

ヒストリックカーコレクション

 

ヒストリックカーコレクションについて

 堺市ヒストリックカーコレクションは、1920年代後半から80年代前半のドイツの名車BMWを中心に構成され、BMW社の最高峰スポーツモデルであるBMW 328ロードスターや世界で最も美しいロードスターといわれたBMW 507ロードスター、BMW社唯一の商業車で世界にも数台しかないBMWF79スリーホイーラーなどの貴重な名車を有し、BMW車のコレクションとしては世界でも屈指のものです。
 このコレクションは、カメラのドイの創業者である故土居君雄さんが、ドイツの工業技術に対する憧れから、名車BMWを長年にわたり収集され、「ドイBMWコレクション」として世界的に注目を集めたものです。土居さんは1990年に他界されましたが、ご夫人の満里恵さんが新婚時代を堺の浜寺で過ごされた良き思い出から、1993年に堺市に寄贈されました。
 市では、堺市ヒストリックカーコレクションの魅力を全国に発信するため、区民まつり等での展示や民間企業や各種団体が関係するイベント等への有料貸出を行っています。詳しくは文化課までお問合せください。

ヒストリックカー貸出対象車両

BMW Dixi3/15 DA-2

 1928年秋にBMW社は、イギリスのオースチン社からオースチン・セブンのライセンス生産を始めていたシャピロ社傘下のデキシィー社とアイゼナッハ自動車工場を買収し、自動車市場へ初めて進出した。
 当時は世界恐慌が始まっており、移動の手段として大型車よりも小型車が必要とされていた。
 BMW社により改良を加えられた小型で信頼性が高く機敏なデキシィーは、航空機やモーターサイクル市場でのBMW社の信頼性も味方して大成功を納めた。
 シリーズは、オープンカー、カブリオレ、ツーリングカー、デリバリー用など多くの種類が生産された。

BMW 3/20 AM-4

 1932年より生産を開始したBMW3/20は馬力アップやボディを一回り大きくするなど、独自の技術を盛り込んで、後のオリジナル・モデル製作のきっかけとなったモデル。
 AMは、アウトモービル・ミュンヘンの略、ミュンヘンで作られた自動車という意味で、BMW社がオースチン社から習作・基本を卒業し、独自技術で自動車市場に参画するきっかけとなったモデル。

BMW F79 スリーホイーラー

 BMW社が手掛けた唯一の商用車で世界に一台しか現存しないといわれている超希少車。
 前2輪・後1輪のスリーホイーラーと呼ばれている。エンジンはBMWのモーターサイクル用を流用していて、自動車とバイクの中間的なメカニズムが興味深い。

BMW 315/1 ロードスター

 シュポルト・ワーゲンと言う名前で2座スポーツクーペが開発されて、1935年ベルリンオートショウに出品。見事なボディスタイルは、当時の美術・芸術・技術の粋を集めたもので現在でもそのスタイルに魅了される。
 また、BMW315のエンジンに改良を加えたロードスターは、レースで優勝するなどBMW社の走る広告塔と言われた。

BMW 328 ロードスター

 BMWファンなら誰でも一度はステアリングを握ってみたいと思う戦前のBMW社の最高峰スポーツモデル。
 当時の2000ccとしては、80ps・全輪独立懸架・油圧ブレーキなど最高の技術を満載し、卓越した操縦性と動力性でレースでは無敵を誇りBMWの名と独特のグリル(キドニーグリル)を世に知らしめた。

BMW 328 ウェンドラー

 BMW328のシャーシをベースに、ボディンのメーカーであるウェンドラー社が手掛けたモデル。
 BMW328のスポーティな軽快感・BMW327/328Cabの芸術品と賞される美しいボディデザインと高級感をあわせ持つモデルで、戦前の最高峰車として高い評価を受けている本車両は、脱着式ルーフなどを装備した特別仕様車です。

BMW 327/28 Cab

 戦前のBMW社の最優秀ツーリングカーの一つに数えられるモデル。
 BMW327のボディにBMW328のエンジンを搭載したBMW327の発展型。

BMW 335 ウェンドラー

 1938年BMW社が今まで研究をしてきた6気筒3.5リットルエンジンを搭載したBMW社の大型車モデルのバリエーションの一つとして生まれた。
 BMW327/28と同様当時の資材不足に悩まされ、生産台数は少ない。

BMW 507 ロードスター

 BMW社の戦後を代表するスポーツカーで多くの魅力を秘めた車。また、その美しさは数あるBMW社のプロダクションモデルの頂点に立つ一台で、世界で最も美しいロードスターの一台である。

BMW 503 クーペ

 BMW507と姉妹車であり、2+2のクーペとカブリオレがある。
 BMW社のプロダクションモデルとして始めてフラッシュサイドボディを採用するなど先進的なデザインである。
 また、実用性はBMW507より遥かに高い。

BMW 503 Cab

 BMW503のカブリオレモデルでアメリカの高級車市場向けに開発されたスポーツカー。

BMW 502 アウテンリート

 BMW501と同様に戦後の混乱期に「高品質・少数生産」ポリシーのもとBMW501のボディにBMWとして戦後はじめてのV型8気筒エンジンを搭載した大型クラスのツーリングカーがBMW502。
 このアウテンリートはコーチビルダーであるアウテンリート社がカブリオレのボディを架装したモデル。
 他にも、多くのコーチビルダーによって多種類のボディが架装された。

BMW 3200S

 BMW502/3.2のエンジンに改良を加えて性能アップを施したBMW502系の最終モデル。

BMW 3200 CS ベルトーネ

 イタリアの新進デザイナーによる流麗なボディラインを持つ4シータークーペ。
 現代の6シリーズのルーツとも言えるモデル。
 アルファロメオ2600スプリントとよく似たフロントマスクを持っていて、キドニーグリルを手で覆って見るとそっくりになる。

BMW Isetta 250

 イタリアのイソ社が1950年代に入ってスクーターの欠点である安定・耐久性の悪さを解決するために車輪を3輪、4輪と増やし密閉型のキャビンを取り付けたキャビン・スクーターを製作した。
 1954年BMW社はイソ社とライセンス生産の契約を結び、エンジンにBMWのバイク用エンジンのR25を搭載し、また性能面や安全面を改良してイセッタ250と名付けて発売した。
 このイセッタシリーズの販売で戦後のBMW社再生のきっかけとなった。

BMW Isetta 300

 イセッタ250の走行性と快適性を高めたモデル。
 エンジンをスケールアップし、またサイドウィンドーをスライド式にして外気を取り入れるなど改良された。

BMW Isetta 600

 これまでのイセッタのコンセプトを守りながら、ボディを大型化し後部ドアを取り付けて4人乗りとしまた、エンジンもモーターサイクル用のR67を試用したモデル。

BMW 1600GT GLAS

 BMW社は1966年グラース社を吸収し、グラース社の「1300/1700GT」にBMWのコンポーネントを組み込みBMW1600GTとして発売。

BMW 1600-2 Cab

 BMW1600-2のバリエーションモデルの一つとしてバウア社がボディを製作したフルオープン・4座モデル。

BMW 2002 Turbo

 世界初のターボチャージャー搭載の量産車で最高速度は時速200キロメートルを超えた。
 「小さくて速い箱」と言われていた02シリーズの頂点にあたるモデル。
 当時はオイルショックで、その影響もあり生産台数は僅かなため現在でも人気のモデル。

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